こんにちは。元公務員ライターの雪代すみれです(@yukishiro7946)。
土日は休めるというイメージの多い公務員ですが、私が市役所で働いていたときは多い月で半分以上の土日が出勤日ということもありました。
とはいえ土日がほとんど休みの職場もあり、土日休めるかは職場や担当業務によって異なります。
この記事では市役所で土日出勤が多い職場の特徴を紹介します。
これから公務員になりたい人のギャップが減らせる内容となっていますので、参考にしてみてくださいね。
市役所で土日出勤が多い部署の特徴
「公務員は土日休める仕事」
基本的には市役所は月~金の平日に開いている場所なので、そのイメージが全く違っているとはいえません。
しかし私が市役所で勤務した経験から、意外と土日出勤のある職場は多かったという印象でした。
どんな職場で休日出勤があるのか、詳しく紹介していきましょう。
私の主観ですが、年間を通して土日出勤の多さを3段階評価していきます。
土日に窓口を開けている部署
土日出勤の多さ:★
土曜開庁や日曜開庁といった言葉を市役所のホームページや広報で見たことはありませんか?
戸籍や住民票、国民年金、児童手当など一部の手続きを土日の開庁日で行っているケースがあります。
土日の開庁日に窓口業務を行っている部署は、当然ですが土日出勤もあります。
※土日の開庁日で行っている手続きは市役所によって異なるので、手続きをしたい方はお住まいの市役所のホームページを見るか、お問い合わせをしてください。
公民館や図書館など市の施設で土日に開いている場所
土日出勤の多さ:★★
公民館やコミュニティセンター、図書館など市の施設で土日に開いている場所がありますよね。
施設が開いているから出勤というだけでなく、施設でイベントを開催することもあるため土日出勤が定期的にある部署です。
イベント担当部署
土日出勤の多さ:★★★
私が働いていたのはイベント関係の部署でした。
スポーツイベント、成人式、講演会など市が主催していたり協力していたりするイベントって結構多いんです。
イベント担当部署は規模の大きさは違っても1か月に複数のイベントを開催することも多く、土日出勤が少なくて2、3回、多いときで月に6回の月もありました。
(その分、代休を取ったり、代休が取り切れない部分は時間外手当として計算されたりしていました。)
年間通してほぼ毎月、休日出勤があるのはイベント担当部署です。
激務部署
土日出勤の多さ:★★~★★★
1年を通して忙しい部署もいくつかあるのですが、激務部署の人はよく土日に見かけました。
この日に出勤しなくてはいけないと決まっているわけではないのですが、イベント担当部署の私が休日に出勤するとよく会う、といった感じです。
土日に仕事が終わらなくて出勤している人は平日も残業していることが多く、1年中忙しいイメージがありました。
また1年の中で「この時期に手続きをやるのが決まっているという」部署はその時期は非常に忙しくなることもあります。
代表例は税金関係の部署です。確定申告の時期がものすごく忙しい、とよく聞いていました。
期間は限られていますが、平日の残業に加えて土日にも出勤をして仕事をしないと期限までに終わらないといった部署もあるんですよ。
若手職員で土日出勤を経験しないというケースは稀
休日出勤が多い部署にいなくても、特に若手職員は土日出勤をすることがあります。
例えば市の大規模なイベント(花火大会や○○フェスティバル、スポーツ大会など)は担当部署でなくても、イベントのお手伝いとして出勤することもあります。
選挙事務も多くの職員が出勤して対応しているんですよ。
市役所は毎年異動があり、多くの職員は3、4年ペースで部署を異動します。
そのため若手職員はいろいろな仕事を知っていた方がいいと考えられ、応援職員としてよく声がかかります。
選挙事務については元公務員の新美友那さんやアヤトさんが詳しく書いている記事があるので、選挙事務について気になる人は読んでみてくださいね。


まとめ:公務員は意外と土日出勤をする
市役所で土日出勤が多い部署の特徴を紹介しました。
私は公務員になりたい理由の1つに「土日休みたい」という思いがあったのですが、見事に打ち砕かれたので(笑)
「土日休みたい」という理由だけで公務員を目指すのはあまりおすすめしません。
ですが土日出勤の多い部署を経験して感じた、メリット・デメリットもあります。
興味がある方はこちらも読んでみてくださいね!
