こんにちは。雪代すみれです。
私は以前、重い生理痛とPMS(月経前症候群)に悩んでいました。
生理痛もPMSも症状が重い人にとっては毎月憂鬱でしんどいですよね…。
重い生理痛は病気のサインかもしれないなんて話は一度は聞いたことがあると思います。
とはいえ
- 婦人科ってなんだか行きにくい
- どんな薬を出されるかわからなくて怖い
- どうせ病院に行っても改善されないんじゃないか
- 辛いけど我慢できるくらいだから病院に行くのはめんどくさい
と考えている方もいらっしゃると思います。
この記事では私の経験をもとに婦人科に通院して生理痛とPMSの症状が改善された話をします。
私は子宮内膜症などの病気はなかったのですが生理痛とPMSが毎月辛かったです。
具体的には
・生理痛が改善された経緯
・PMSが改善された経緯
・費用
・ピルの副作用に対して気を付けていること
・婦人科のかかりつけ医がいるメリット
という内容で書きます。
読者の皆さんの「わからない不安」を解消し、婦人科へ行くハードルを下げられたらと思います。
<注意>この記事の情報は私の経験に基づくもので、人それぞれ症状が違ったり適切な行動が異なったりする場合もあります。
勝手な判断はせずにお医者さんと相談されることをおすすめします。
婦人科にいくようになったきっかけ
元々生理痛が重かった
生理が来ると
- 腹痛
- めまい
- 吐き気
- 痛みで夜中に目覚める
といった症状が毎月出ていました。
吐きそうなくらい辛くても、上司が男性で生理痛のことを相談できず市販の鎮痛剤を飲んで我慢していました。
休めるときは半日休暇や時間休暇を取るなどしていましたが、会社勤めをしているとどうしても休めないときがありますよね。
加えてPMSの症状も辛く
- イライラする(いつもなら我慢できることが我慢できない)
- 憂鬱になる(普段なら気にならないことで異常に落ち込む)
- 異常にお腹が空く(食べても食べてもなかなかお腹いっぱいにならない、いつもの1.5倍近く食べないと満腹にならない)
といったことに毎月生理の10日前くらいから悩まされていました。
PMSから生理痛まで毎月、月の半分くらい体調が悪かったので本当に辛かったです…。
PMSの症状って症状のない人からすると
「我慢が足りていないだけでは?」
と思うかもしれませんが、ホルモンの変動が原因なようで、精神論で解決できることではないと思っています。
実際に生理前でなければ我慢できることが生理前だとコントロールが難しくて辛いというような感覚でした。
「生活に支障があるくらい辛いなら病院へ行きなさい」という医者の言葉
市販の鎮痛剤を飲んでいたし、ピル(経口避妊薬)を飲むのはなんとなく怖い。
我慢を続けていました。
職場の健康診断の際に「生理痛が毎月憂鬱になるくらい辛いんです」とお医者さんに話したところ、

「生活に影響が出るくらい辛いなら病院に行った方がいいんだよ」
と言われました。
当時、辛いといえど我慢できるくらいなら、仕事に行けるくらいなら、仕方のない痛みだと考えていたのでそのお医者さんの言葉にほっとしたことを覚えています。
そして婦人科へ行ってみることにしました。
生理痛が改善された経緯
最初は強めの鎮痛剤を飲み始めた
婦人科へ行き、内診をしたところ特に病気はなかったので、お医者さんからは
・低用量ピル
の2択が提案されました。
このときはまだピルを飲むことに抵抗があったので、ひとまず強めの鎮痛剤を処方してもらうことに。
使ってみて、市販の鎮痛剤よりは効いてはいたものの辛いことには変わりなく、毎月痛みに耐えていました。
内診検査については個人の感想ですが、超音波検査は子宮がん検診よりは痛みを感じやすかったです。
お医者さんからは子宮がん検診と違って痛い人用の小さな検査器具はないと言われました。(でも何回かやっているうちに慣れますよ。)
低用量ピル
痛みに耐えられなくなり、また病院を変えたこともあり改めて生理痛について相談しました。
そこで低用量ピルを勧められたのですが、
・以前よりも副作用について勉強していた
・先生の説明を聞いて安心した
これらのことから低用量ピルの服用を開始することに。
服用して1ヶ月目はそこまで効果を感じられませんでしたが、2か月目からは明確な違いがわかりました。
「こんなに楽になるのにどうしてもっと早く飲まなかったんだ…!!」と思うくらいでした。
漢方を飲み始める
ピルを飲み始めて1年くらいで少し生理痛が戻ってきたような感覚がありました。
それでも鎮痛剤よりは効きますし、辛いときは鎮痛剤を飲むことで対応していたのですが…。
あるとき別の体調の不調で漢方が処方されました。
その漢方を飲み始めたところピル以上の効果が!
生理がきているのを忘れるくらい症状が改善されました。
お医者さんに聞いたところ、たまたま生理痛にも効く漢方だったようです。
後述しますがPMSの症状改善のこともあったので、今は低用量ピルと漢方を併用しています。
PMSが改善された経緯
低用量ピルがすごく効いた
ピルがPMSにも効くとは聞いていたものの、正直あまり期待していませんでした。
薬で症状が改善されることが想像できないくらい毎月辛かったからです。
良い意味で期待を裏切ってくれ、生理前の暴食や精神的な不安定さは改善されました。
費用
費用は私の場合、以下のとおりです。
・低用量ピル:約3,000円/月
・漢方:約1,000円/月
ピルは保険適用外です。
合計で月に約4,000円かかっていますが、月の半分近く体調が悪かったことを考えれば安く感じられるくらいです。
ピルの副作用に対して気を付けていること
ピルの副作用として気を付けるよう言われたことは
- 飲み始めに吐き気がでるおそれ
- 血栓症
- 乳がん
です。
飲み始めの吐き気
私はこの副作用はあまり感じなかったのですが、人によっては出るようです。
薄ら気持ち悪いような気がする程度でした。
血栓症
一番気を付けるよう言われました。
日頃から脚のむくみに注意しています。
血栓症には納豆を食べるのが効果的とよく聞くので毎日の食事に納豆を取り入れています。
ピルをもらいに行く際には病院で毎回血圧を測定。
他の薬との相性で注意しなくてはいけないことがあるようで、他の病院にかかる際にピルを服用していることと気を付けなくてはいけない薬について書かれたカードを提出するよう言われています。
乳がん
乳がんのリスクも上がるということも言われているようで、お医者さんからは

少なくとも毎月1回、できれば毎日の習慣として
・見た目に異常がないか
・触診してしこりなどの異変がないか
を確認してください。
と言われています。
婦人科のかかりつけ医がいるメリット
生理痛とPMSの症状が改善されたこと以外にも婦人科へ通院しているメリットがありました。
2か月に1回通院しているので、不調があったときに気軽に相談できます。
婦人科に行き慣れていないと怖かったり面倒だったりで先延ばしにしてしまいそうですが、健康管理として不調があればなるべく早く相談したいですよね。
婦人科のかかりつけ医があると、何か不調があったときにも前回の検査結果を踏まえながら診察をしてもらえますし、女性特有の病気についての相談もしやすいです。
まとめ:ピルと漢方で生活の質が向上した
先ほどPMSと生理痛で月の半分近く体調が悪かったと書きましたが、その頃は思うように生活できないことが多かったです。
今でも月によってはPMSや生理痛の症状を感じ、生理痛に関しては鎮痛剤を飲んだりカイロを貼って温めることはあります。
それでも以前のようにPMSと生理痛に振り回されていると思うことはなくなりました。
生理痛やPMSで悩んでいるかたはお医者さんに相談してみてもいいと思います。
※内診が怖いと思うかたはこちらの記事を参考にしてください。
