カウンセラーの選び方と心理カウンセリングの意味および効果

生活

こんにちは。フリーライターの雪代です。

私はフリーランスになる前は公務員だったのですが、精神的に辛くなり休職し、そのときからカウンセリングに通っています。
カウンセリングに行って、考え方や物の見方が変わり前向きになれたのでカウンセリングに行ってよかったと思っています。
私は大学で心理学を学んでいたのでカウンセリングは比較的身近に感じられたのですが、大学以外の友人には「カウンセリングは意味ない」と言っている人がいました。
私自身も最初はカウンセラーと相性が合わなくてカウンセラーを変えており、合わないカウンセラーとのカウンセリングは辛かったです。

今回は「カウンセラーの選び方と心理カウンセリングの意味および効果」というテーマでお話します。

具体的には

・カウンセラーを変えようと思った理由
・カウンセリングを受ける場所を選ぶポイント
・1人目のカウンセラーと合わなくてもカウンセリングを辞めない方が良い理由

という内容です。

 

  • カウンセリングに行こうか悩んでいる人
  • 今のカウンセラーとの相性について疑問を抱いている人

に読んでいただけたらと思います。

 

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カウンセラーの資格とは

まず「カウンセラー」とはというお話です。
実はカウンセリング業務に携わる人の持っている資格は多くの種類があります。
ですが、資格によって勉強方法や資格取得難易度が異なってきます。
名前が似ていても全く違う資格ということも。

心理学系の資格でいうと厳しい要件の資格として有名なのが臨床心理士公認心理師です。

臨床心理士は民間資格ではありますが、臨床心理系の大学院の修士課程に行った人でないと取得できない資格です。
公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が資格の認定をしています。
公認心理師は国家資格です。新しい国家資格で公認心理師試験の第1回試験が行われたのは2018年。
他にも心のケアをサポートする資格として精神保健福祉士など厳しい要件の資格はあります。
カウンセリングを受ける際はカウンセラーの保有資格がどこが認定していてどんな資格なのかということは知っておいた方がいいと思います。

カウンセラーが合わないと思った理由・きっかけ


今まで担当してくれたカウンセラーは臨床心理士・産業カウンセラー・精神保健福祉士のいずれかの資格を持っていました。
しかし、相性が合わなかった人がいました。

合わないと思った理由について説明します。

カウンセラーのあるべき対応からずれていると感じた

カウンセリングというとクライアント(カウンセリングを受ける人をクライアントと呼びます)の悩みを解決するようアドバイスをしてあげることとイメージされている方がいらっしゃると思います。
ですが、カウンセリングはクライアントが考え方を整理できたり自分で解決できる力を引き出したりするものです。
カウンセラーは話を聴きながら、クライアントに投げかけ導く役割であり、基本的にアドバイスはしません。

具体的にどんなところが合わないと思ったかというと

  • 否定ばかりする
  • アドバイスとして一方的に話し続ける
  • 前回の話をほとんど覚えておらず、解決に向けて話が進まない

というところです。

相性が合わないカウンセラーのカウンセリングを受け、

  • 暗い気持ちになる
  • 辛くなる
  • 疲れる

こんな風に感じたのでカウンセリングを受ける場所を変えました。

カウンセリングを受ける場所を選ぶポイント

カウンセリングを受ける場所を探す際にチェックしていたことを説明します。

カウンセラーの資格

先述したように、カウンセラーの資格がどのようなものか確認。
私の場合は問い合わせの段階で臨床心理士資格を持っている人にカウンセリングしてもらえるかを聞きました。

相談先の中でカウンセラーを選べるか

私は女性カウンセラーに相談したかったので、事前に女性のカウンセラーを指名できるか問い合わせしました。
相談内容によってはカウンセラーの性別を指定したい方もいると思います。
今までの相談先で断られたことはなかったですが、確認しておいた方が安心です。

料金・費用

場所によって費用は差があります。
基本的に保険適用外です。
最近はメンタルヘルス対策をしている会社が増えてきているので、会社が提携していることによって無料で受けられる場合もあります。

相談室やカウンセリングセンターがしっかりしていたとしても、たまたま担当になったカウンセラーとの相性が合わなかったということもあるので、行ってみないとわからない部分もあります。
事前にわかることには限界があるので、相性は運要素が大きいと思います。

1人目のカウンセラーと合わなくても諦めない方がいい理由


結論から言うと相性の問題が大きいと思うためです。

厳しい要件の資格を持っている人でも私は合わないと感じるカウンセラーがいました。
ですが、私が話しにくいなと感じるカウンセラーでも他にも相談者がいるわけですから合う人もいます。
カウンセラー側からしても対応しやすいクライアントと対応しにくいクライアントがいると思います。
本来はそのようなことはないのが望ましいですが、人間なので仕方ない部分もありますよね。

話しやすいカウンセラーと出会ってからは考え方が変わり、自責の気持ちがなくなっていきました。
自分の考えに自信が持てるようになるなど自己肯定感も回復した実感があります。
元々の自分の考え方のクセに気づくこともでき、悩まないようにするにはどう考えればいいかといった予防的なこともできるようになりました。
諦めずに根気強くカウンセラーを探し、カウンセリングを受けて本当に良かったと感じています。

まとめ:カウンセリングの効果はある、カウンセラーとの相性の問題は大きい

私の経験上、カウンセリングは効果があると思いますしカウンセラーとの相性はあります。
カウンセリングに行き始めるときは悩みやストレスがあって行くので、その中で別のカウンセラーを探すのは大変だと思います。

カウンセラーと合わないと感じたとき、

 

雪代すみれ
雪代すみれ

「もしかしたらこれが普通で、こういったカウンセリングを良いと思えない私が変なのかも?」

 

雪代すみれ
雪代すみれ

「今までのカウンセリングが普通なら、カウンセリングを受けても変わらない私はダメなのかもしれない…」

と落ち込んだことも。
実際はそんなことなかったですし、カウンセラーと合わなくてカウンセリングに行くと余計に辛くなる場合は次を探すという選択で正解でした。
話しやすいと感じるか、安心して話せるか、という感覚を大事にしていいと思います。