4月に入社した人や人事異動で新しい職場に行った人も、慣れてきた頃でしょうか。
慣れてくるということは合わないことも見えてくるということで、
「自分の能力と仕事が合っていない…」
「職場の上司がパワハラ・セクハラ気質でしんどい…」
などということも見えてくるのではないでしょうか。
私も人間関係でしんどさを感じ休職し、精神科とカウンセラーにお世話になったことがあります。
公務員だったので休職制度自体はきちんとあったものの、精神的不調を自覚してから精神科に行くまでには時間がかかりました。
周囲の人から見ると「なぜ早く病院に行ったり、カウンセリングを受けたりしないんだろう」と思った方もいたかもしれません。
この記事ではメンタル不調の自覚があったのに、なぜすぐに精神科やカウンセリングに行けなかったのかをお話します。
あくまで個人の体験談にはなりますが、
- 精神科やカウンセリングに行く勇気が出ない
- 周囲にメンタル不調の人がいて気持ちを想像したい
という人は参考にしてみてください。
精神科やカウンセリングに行くのが怖かった
当時は精神科やカウンセリングに行くのが怖いな…と思っていました。
精神科・カウンセリングに行くことは自分の心身の不調を認めることになるためです。
「自分は大丈夫だ」と思いたくて、なかなか行けなかったのかもしれません。
「自分は専門家に相談する必要があるくらい傷ついている」ことを認めることが高いハードルだったのだと思います。
辛いことを認めたら仕事に行けなくなるんじゃないかと思っていた
精神科やカウンセリングに行き、自分が傷ついていることを認めたら仕事に行けなくなるんじゃないかと思っていました。
休職する=辛いと感じている出来事に対して負ける、みたいで悔しい気持ちもありました。
今考えるとそうやって自分の辛いという感情を無視することは、自分のせいではない辛い出来事を矮小化していたことにもなると思います。
理不尽な状況に対して自分の辛いという感情を尊重することも正しい方法だと思うのですが、当時はその考えにたどり着けませんでした。
ちなみに実際に精神科に行った後はそのまま休職しています。
限界まで我慢していたような状態だったので当然だと思います。
今も生きていてすごくハッピーだとは思ってはいないものの、あのとき生きることを諦めていたら見られなかった・体験できなかったことも数年の期間でもあったので、我慢をやめるという選択をしてよかったと思っています。
精神科やカウンセラーを頼ることは恥ずかしいことではない
精神科やカウンセラーにかかることは恥ずかしいことでもダメなことでもありません。
体調が悪かったり怪我をしたりしたら病院に行くのと同じだと思います。
家で治せないような怪我をしているのに、「病院に行ったらだめだ…」なんて思わないですよね。
私は実際に精神科もカウンセリングも行って良かったと思っていて、「あのときあんなに無理しないでもっと早くお世話になっていればよかったな…」なんて振り返ることもあります。
ただ精神的な辛さって自分で数値化できるものではないですよね。
なので、自分で判断するのが難しいなと思うときもあります。
「自分を大切にすること」も前よりはできるようになったものの、今も難しいな…と感じることもありますし…。
休職については下記でもお話しているのでよかったら参考に読んでみてくださいね。

