こんにちは。Webライターの雪代すみれです。
公務員で休職する人は最近は珍しくなく、私も休職をしていました。
休職後は回復に専念し、職場復帰という流れが一般的です。
しかし、休職をしてみて、仕事への復帰が難しいことに気づくこともありますよね。
そんなとき、休職してそのまま退職が可能なのかということが心配だと思います。
結論から言いますと、休職してそのまま退職することはできます。
私自身は休職して復職できずに退職しました。
この記事では休職から直接退職する場合、どのような手続きや流れになるのかをお話いたします。
人間関係が原因で休職している場合、職場の人と会うことも辛いと思いますが、私自身は退職を決めてから1度しか職場に行っていません。
私が退職した経験から1度も職場に直接行かずに退職することも不可能ではないと思います。
※1度も職場に行かずに退職することを勧めているのではなく、体調的に難しいならば、という話です。
そのことについても説明しますね。
辞めることを決意した理由:このまま回復に努めていても復帰は難しいと考えた
公務員の仕事にはやりがいを感じていましたし、復帰したいと思い、治療に専念していました。
しかし体調不良の原因が職場の人間関係であったため、なかなか復帰できるレベルまでの回復に至りませんでした。
休職していることの罪悪感もずっと感じており、罪悪感でも辛かったため、退職したいことを伝えることに。
辞めたいことはメールで伝えた
本来は、電話や直接会って伝えるのがマナーだろうと考える方もいらっしゃると思います。
しかし、自分の体調から退職したいこと自体はメールで伝えた方が負担がなかったので、メールで退職したいことを伝えました。
退職日や退職手続きの相談
その後、休職中の連絡担当者と電話にて退職日や書類の打ち合わせをしました。
- 退職届などの書類をいつまでに出せばいいのか
- 退職後の健康保険はどうするのか
- 見舞い金など請求できるもの
といったことを確認しました。
市区町村によって異なるのはもちろんですが、病気休職をしていた場合、職員組合からの見舞い金が該当することがあります。
退職手続きとは少し異なるため、自分で調べた上で人事担当者に確認して手続きできるようにした方がいいですよ。
退職に関する書類が送られてくる
その後、退職の手続きに必要な書類が送られてきます。
必要事項に記入して返送します。
荷物の回収
休職中も職場に荷物が置いてあったので、荷物の回収に行く必要があります。
私の場合、人がたくさんいる中で荷物の回収に行くのは難しいような体調でしたので、人とあまり会わないような時間帯に行きました。
私は、限られた人と遭遇することは大丈夫だったので直接取りに行きましたが、体調によっては一度でも職場に行くのは難しいという人もいると思います。
そういった場合は、
- 家族に代理で取りに行ってもらう
- 荷物の量にもよるけれど、着払いで送ってもらう
ということが考えられます。
退職日を迎える
書類の提出と荷物の回収を終えた後は、退職日を迎えるだけでした。
職場への挨拶は置手紙と菓子折り
職場への挨拶はすべきものですが、平日に行って挨拶をするということが体調的に無理だったので、上司への手紙+菓子折りを挨拶としました。
その後、他の部署のお世話になった人には個人的に連絡を。
復職せずに退職することへの罪悪感
休職していても罪悪感。復職せずに辞めることにも罪悪感。
それでも治らずに休職期間の満了するまで休職するよりも、今辞めた方が迷惑がかからないと考えました。
また、休職していること自体への罪悪感も辛いもので、それもあって回復が進まないという感覚もあったため、辞めるという選択を。
結果的に退職を決めてからは体調が改善の方向に向かったので、私の場合は辞めるという選択は正解でした。
まとめ:公務員の休職から退職はできる
以上、説明してきたように、休職からそのまま退職はできます。
私と同じように不調の原因が職場の人間関係で職場へ行くのが難しい人は、正直に退職手続きのため職場へ行くことが難しいことを伝えていいと思います。
私は退職を決めてから退職日まで1回しか職場に行っていないので、心身の負担を最小限にして退職日を迎えることができました。
私が精神疾患になった理由の一つはあるべき形にこだわり、自分の辛いという感情を無視してきたことだと考えています。
休職を経験して、周りの評価は関係なく、自分の感情は自分のもの、自分がそう感じているという事実は大切にしていいことだと学びました。
なので、退職手続きについても、自分の体調を優先しました。その中でもお世話になった方々への礼儀は自分の中でできる範囲で示したつもりです。
休職=ズル休みのような偏見はありますが、この記事を読んでいる方はズル休みのような感覚ではなく本気で悩んで休職して、休職していることにも悩んでいるからここにたどり着いたのだと思います。
そのため無理をしないで、自分のことを一番に考えられたらいいなと思っています。
決して休職してから退職することを推奨しているわけではありませんが、私自身、「復帰が難しそうなら消えてしまった方がいいのではないか」と考えるくらい追い詰められていた経験からこのように言っています。
私自身、退職を決断したときに励まされた、同じく元公務員のアヤトさんの記事もご紹介します。